研究課題
若手研究
遺伝子増幅は染色体の断裂と融合、染色体分裂での再断裂の周期が関わっていると考えられているが、発生と維持の機構の詳細は不明な点が多い。本研究ではBHLHE41による遺伝子増幅の減少機構を解析することを目的に研究を行った。BHLHE41が発現すると増幅した遺伝子が減少するのに21日かかるが、この間にどのような遺伝子が変化したかをRNAseq解析を行った。DOX処理0日目と2日目との比較ですでに2日目から遺伝子修復や複製の遺伝子が変化していた。さらに2日目と28日目を比較しても同様な結果だった。このことから長い期間それら遺伝子が変化することで遺伝子増幅が減少する可能性がある。
これまでに遺伝子増幅を持つ細胞にBHLHE41が発現すると遺伝子増幅が減少することを明らかにしている。BHLHE41の発現初期から遺伝子増幅が減少する間に遺伝子修復や複製に関わる遺伝子が変化していたことから長期的にそれら遺伝子が変化し続けることで遺伝子増幅が減少することが示唆された。BHLHE41の発現制御メカニズムもメチル化やタンパク質分解が関わっていることを明らかした。遺伝子増幅の減少メカニズムやBHLHE41の制御分子がわかれば癌治療だけでなく他の疾患にも応用ができることが考えられる。
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すべて 雑誌論文 (12件) (うち国際共著 4件、 査読あり 12件、 オープンアクセス 12件) 学会発表 (11件)
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