研究課題/領域番号 |
18K15249
|
研究種目 |
若手研究
|
配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分50010:腫瘍生物学関連
|
研究機関 | 慶應義塾大学 |
研究代表者 |
弘實 透 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 助教 (70594539)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
|
キーワード | 骨肉腫 / Wntシグナル / がん幹細胞性 / 分化転換 / がん幹細胞 / 化学療法 / 細胞分化 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は,骨肉腫に対するWntシグナル・TNIKを標的とした治療の作用機序と有効性を明らかにし,臨床の現場へと成果を還元する事である.申請者らは骨肉腫に対するWntシグナルを標的とした治療法を,Wntシグナルを正に制御するTNIKに着目し,研究を行った.本研究の結果から骨肉腫に対し,TNIKが治療標的となりうる事,その作用機序としてはがん幹細胞性の喪失,代謝変動を伴った脂肪細胞への分化転換誘導という新しい機序が示唆された.臨床応用へ向け,TNIK阻害剤のコンパニオンマーカーの検討などをさらに行っていく予定である.
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
骨肉腫に対する薬物治療としては,20-30年来,細胞障害性の抗がん剤を主体とした治療法が中心であり,有効な分子標的が見つかっていない.本研究から骨肉腫に対し,Wntシグナル・TNIKを標的とした治療法の有効性が示唆された.
|