研究課題/領域番号 |
18K15255
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分50010:腫瘍生物学関連
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研究機関 | 国立研究開発法人理化学研究所 |
研究代表者 |
綾部 信哉 国立研究開発法人理化学研究所, バイオリソース研究センター, 専任研究員 (10633563)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | がん / 線維芽細胞 / 肺がん / サイトカイン / モデルマウス / ゲノム編集 |
研究成果の概要 |
がん細胞の周囲には線維芽細胞、免疫炎症細胞、血管構成細胞などのがん間質細胞が動員される。がん関連線維芽細胞におけるプロスタグランジン類の情報伝達およびがん細胞との相互作用における作用機序を明らかにすることを通して、微小環境を標的とした新たながん治療法を開発することを目的とした。PGD2ならびにPGE2は肺のがん細胞とがん関連線維芽細胞の双方を活性化することが明らかとなり、両者の細胞間においてもがん促進傾向に作用することが示唆された。その一方でマウスにおける検討では逆の傾向となり、発がんは抑制された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
がん間質細胞はがん細胞の増殖・浸潤・転移といった悪性像に関与することから、がん細胞を標的とする治療法のみならず、がん細胞周囲の間質細胞をも標的とした治療法が検討されている。治療抵抗性に関わる因子として、がん関連線維芽細胞が産生するプロスタグランジン類を含めた液性因子を介した作用などが挙げられ、これらの作用を標的とした治療戦略の開発が急がれている。今後さらに多くの細胞種へ研究対象を広げることにより、肺がん微小環境におけるプロスタグランジン類の作用の全体像を把握できると考えている。
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