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遺伝子変異を有する非小細胞肺がんのPDXモデル樹立と新薬開発の基盤研究

研究課題

研究課題/領域番号 18K15296
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分50020:腫瘍診断および治療学関連
研究機関国立研究開発法人国立がん研究センター

研究代表者

柳下 薫寛  国立研究開発法人国立がん研究センター, 研究所, 研究員 (80781674)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
研究課題ステータス 完了 (2020年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
キーワードPDX / 遺伝子異常 / 非小細胞肺がん / 臨床効果予測 / 分子表的治療薬 / 遺伝子変異 / EGFR / ALK / 耐性
研究成果の概要

総計245検体の肺がん検体から、小細胞肺がん4株(生着率38%)、非小細胞肺がん65株(生着率21%)のPDXを作成した。うち臨床検査で遺伝子異常をもつPDXの内訳と生着率はEGFR 7株 (16%)、ALK 5株 (21%)、ROS1 1株 (33%)、MET skipping 0株 (0%)、RET 1株 (25%)、HER2遺伝子増幅1株 (100%)であった。5株の遺伝子異常陽性PDXを用い元患者との臨床効果の対比を行なったところ、一部の株では一致、一部の株では不一致との結果であった。未承認薬においても薬効の違いが確認され、有用な評価基盤である一方、投与量の最適化が必要と考えられた。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究開発において構築された基盤は、遺伝子異常を有する非小細胞肺がんにおける薬効評価基盤として活用可能であることが示唆された。また、薬剤耐性期のPDXは耐性後の治療戦略の構築や創薬開発研究に有用であることが期待される。一方で、PDXを用いた臨床効果予測に関しては、評価方法の最適化が必要と考えられ、さらなる検討が必要である。

報告書

(4件)
  • 2020 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実施状況報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2019

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] 患者腫瘍移植モデル樹立過程における移植片対宿主病の発生頻度2019

    • 著者名/発表者名
      柳下薫寛
    • 学会等名
      第78回日本癌学会学術総会
    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書
  • [学会発表] 肺癌患者の背景によるPDX生着率:J-PDXライブラリープロジェクトの肺癌コホート2019

    • 著者名/発表者名
      白澤昌之、柳下薫寛
    • 学会等名
      第78回日本癌学会学術総会
    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書

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公開日: 2018-04-23   更新日: 2022-12-28  

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