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PD-L1安定化因子CMTM6によるEwing肉腫転移誘発機構の解明

研究課題

研究課題/領域番号 18K15298
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分50020:腫瘍診断および治療学関連
研究機関国立研究開発法人国立がん研究センター

研究代表者

吉松 有紀  国立研究開発法人国立がん研究センター, 研究所, 特任研究員 (60808632)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2022-03-31
研究課題ステータス 完了 (2021年度)
配分額 *注記
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
キーワードユーイング肉腫 / CMTM6 / 免疫チェックポイント / PD-L1 / miRNA / sarcoma / microRNA / ユーング肉腫
研究成果の概要

本研究では、免疫チェックポイント分子PD-L1の安定化因子であるCMTM6を介した肉腫細胞の転移メカニズムの解明を目的としている。CMTM6濃縮画分とエクソソーム濃縮画分のsmall RNAシークエンス解析の結果、多くのmiRNAがCMTM6濃縮画分に局在することがわかった。これらの結果から、肉腫細胞はCMTM6を搭載した細胞外小胞にmiRNA等を内包して分泌し、腫瘍微小環境の制御を介して転移を誘導していると考えられる。また、希少がんの患者由来がんモデルは一般には入手しがたいが、この本モデルを用いて転移のメカニズムを検証していくことは希少がんのみならず通常のがんへも波及すると考えている。

研究成果の学術的意義や社会的意義

CMTM6は免疫チェックポイント分子PD-L1の安定化に必要であることが複数報告されている。エクソソームを介したPD-L1の血中分泌量と免疫チェックポイント阻害剤の奏効性の関連や、PD-L1自身ががん細胞の転移と関連するとの報告がある。腫瘍微小環境中の栄養飢餓状態により腫瘍細胞内のCMTM6の発現上昇に起因する、CMTM6小胞の分泌量の増加はPD-L1阻害剤の不応性のみならず、他の細胞膜レセプターを標的とした治療薬の奏効性にも影響を与える。当初の予定通り、CMTM6の機能解析は進んでおり、生物学的に極めて興味深いデータも多く取得できた。

報告書

(2件)
  • 2021 研究成果報告書 ( PDF )
  • 2018 実施状況報告書

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公開日: 2018-04-23   更新日: 2023-12-25  

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