研究課題/領域番号 |
18K15301
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分50020:腫瘍診断および治療学関連
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
長南 雅志 東北大学, 医学系研究科, 非常勤講師 (90813676)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | CD40 / OX40 / 免疫療法 / 神経膠腫 / 免疫治療 / 腫瘍幹細胞 / PD-1 / 悪性神経膠腫 |
研究成果の概要 |
研究計画に基づき、抗CD40抗体および抗PD-1抗体全身投与の生存試験を実施し、CD40治療群およびCD40およびPD-1併用群がコントロール群およびPD-1治療群より生存期間が短いことを確認した(p < 0.05)。また、併せて発光in vivo imagingを行い、定量的にCD40治療群およびCD40よPD-1併用群で腫瘍増殖が速いことを確認し、生存試験の結果を裏付ける結果が得られた。今後、ワクチン療法で同様の生存試験を行い、その治療効果について腫瘍浸潤免疫細胞解析を実施する計画である。全身投与の効果と比較し、効果の違いについて考察を行う。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
膠芽腫を代表とした悪性神経膠腫の治療成績は、現時点での外科的摘出術、化学療法、放射線治療を用いても依然として絶対的に不良であり、第4の治療法として注目されている免疫治療の開発が急務とされている。近年、悪性神経膠腫の治療抵抗性には腫瘍幹細胞が関与しているとされ、我々は免疫共剌激因子であるCD40(樹状細胞やB細胞活性化し間接的に抗腫瘍効果を発揮するとともに、腫瘍細胞に対しては直接的にアポトーシスを誘発)の刺激抗体を用いた免疫治療の開発を目指して研究を進めている。
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