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胆汁サンプルを用いた膵胆道癌の新規biomarkerの発掘

研究課題

研究課題/領域番号 18K15302
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分50020:腫瘍診断および治療学関連
研究機関山形大学

研究代表者

松田 暁子  山形大学, 医学部, 助教 (10573272)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2020-03-31
研究課題ステータス 完了 (2019年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
キーワード胆汁 / 細胞外小胞 / Extracellural vesicles / extracellural vesicles / 悪性胆道狭窄 / exosome
研究成果の概要

胆汁中の細胞外小胞(EVs)が膵胆道癌の新たな診断マーカーとなるかを検討した。①効率的EVs抽出法:胆汁は感染や黄疸の影響を受けるため適切な希釈やフィルタリングをEV抽出前に行う必要がある。EVsは粒子径と濃度・膜表面タンパクの発現により検体の妥当性を確認した。②EV内包因子の発現評価:EVs内のmicro RNAは抽出可能であり、miR-21の発現をdigital PCRで確認した。癌に特異的なEV関連候補蛋白を認め、候補因子発現について確認評価を行っている。胆汁中EVsが膵胆道癌の新たな診断マーカーとして臨床で応用できる可能性が示された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

消化器分野で難治である膵胆道癌の確定診断は、内視鏡を用いた胆汁細胞診や胆道狭窄部からの生検が必要不可欠だが、診断に難渋するケースが存在する。細胞外小胞は体液中に存在する細胞間コミュニケーションツールであり、癌の診断においても注目される因子である。本検討では、胆汁中の細胞外小胞の適切な抽出方法確立し、診断マーカー検索における有用なターゲットとなる可能性を示した。またそれらが有するmicro RNAやタンパク発現について、特異的因子の発現評価は現在進行中であるが、これらの候補因子により、膵胆道癌の診断から治療に至る過程がより迅速化され、患者の早期治療介入へ貢献される事が期待される。

報告書

(3件)
  • 2019 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2018 実施状況報告書

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公開日: 2018-04-23   更新日: 2021-02-19  

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