研究課題/領域番号 |
18K15385
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分52010:内科学一般関連
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研究機関 | 岐阜大学 |
研究代表者 |
渡邉 崇量 岐阜大学, 医学部附属病院, 助教 (30509435)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 汗中乳酸 / 心肺運動負荷試験 / 心臓リハビリテーション / 血中乳酸濃度 / モニタリング |
研究成果の概要 |
脳心血管障害の一次予防や、心疾患の二次予防としての運動療法処方の際など、血中乳酸濃度の測定は日常臨床において有益である。しかし現在血中乳酸濃度を持続モニタリングする方法はない。近年、皮膚に貼付するだけで汗中乳酸濃度を可視化する技術が開発されている。本研究ではこの乳酸測定ウェアラブルデバイスを用いることにより、健常者において運動中の血中乳酸上昇タイミングが判定でき、それが従来の心肺運動負荷試験による嫌気性代謝閾値と良い相関を認めることを報告した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、デバイスを皮膚に貼付するだけで血中乳酸濃度を測定するという世界初の試みという点で意義がある。これは従来の侵襲的かつ非持続的な呼気ガス分析検査や観血的検査とは全く異なるアプローチである。この技術の確立により新たな臨床検査として汎用される可能性を開くことができる。運動療法において適切な有酸素運動を決定する際に必要な明確で客観的な指標を臨床現場に提供することができ、さらに患者へのフィードバックも容易になる。その結果、患者の重症化予防、治療成績向上、予後改善に寄与できる可能性があり、医療費削減にも寄与できると考えられる。これらの点で社会的意義がある。
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