研究課題/領域番号 |
18K15413
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分52010:内科学一般関連
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研究機関 | 信州大学 |
研究代表者 |
平 千明 信州大学, 学術研究院保健学系, 助教 (40779310)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | ASTN2 / PHACTR1 / 心拍変動解析 / LF/HF比 / 片頭痛 / 緊張型頭痛 / SNP genotyping / 頭痛 / SNP |
研究成果の概要 |
日常診療の中で訴えの多い慢性頭痛に着目し、一塩基変異(SNP)を用いた遺伝子解析と心拍変動解析による自律神経活動の指標であるLF/HF比を組み合わせた新規片頭痛鑑別法の構築を行った。片頭痛群では家族歴が優位に高く、ASTN2 (rs6478241)とPHACTR1 (rs9349379)のどちらかまたは両方のリスクアリルを有する場合に片頭痛との関連性が高く、安静座位でのLF/HF比が優位に低いことが明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
頭痛鑑別では、血液検査所見や画像所見などのバイオマーカーに関する項目が含まれていないことが、他疾患の基準と比べ特徴的な点である。頭痛関連SNPsを用いて各オッズ比から片頭痛のかかりやすさを数値化し、心拍変動解析によるLF/HF比を定量的に検出することで、より客観的に、より正確性をもって、一次性頭痛を鑑別することが可能となる。本研究成果により、医師の熟練度や主観だけでなく、客観的検査データを伴った新規頭痛鑑別法の応用が期待される。
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