研究課題/領域番号 |
18K15436
|
研究種目 |
若手研究
|
配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分52010:内科学一般関連
|
研究機関 | 国立研究開発法人国立循環器病研究センター |
研究代表者 |
橡谷 真由 国立研究開発法人国立循環器病研究センター, 病院, 医師 (80778697)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
|
配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
|
キーワード | 2型糖尿病 / 心不全 / HFpEF / ケトン体 / 拡張不全型心不全 / 血糖変動 / 心筋微小循環 |
研究成果の概要 |
何らかの心疾患を合併する2型糖尿病患者に、HFpEF予防効果が示されているSGLT2阻害薬を投与すると、6か月後の左室拡張末期径の低下と血流依存性血管拡張反応の上昇が認められた。また、左室拡張能(E/e比)の改善とケトン体(アセト酢酸と3ヒドロキシ酪酸)の上昇に相関関係が認められたことにより、SGLT2阻害薬によるケトン体の上昇が左室拡張能の改善に関連していることが示唆された。 これらのことから、SGLT2はケトン体上昇を介して心臓に予防的に作用している可能性が示された。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年増加し続ける糖尿病患者において、心不全合併を予防することは糖尿病患者の生命予後改善のために重要な課題である。ケトン体上昇は心筋微小循環を介した心筋代謝の改善効果も示されていることから、本研究の成果により、未だ有効な治療法が確立していないHFpEF全体に対する治療戦略解明へと発展する可能性が高まると考えられる。
|