研究課題/領域番号 |
18K15438
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分52020:神経内科学関連
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
杉山 淳比古 千葉大学, 大学院医学研究院, 助教 (90722934)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2018年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | 多系統萎縮症 / 睡眠関連低換気症候群 / 経皮血液ガスモニタ / 中枢性呼吸障害 |
研究成果の概要 |
多系統萎縮症34例に経皮血液ガスモニタ併用のポリソムノグラフィー(PSG)を施行し、無呼吸低呼吸指数(AHI)が5以上となる睡眠時無呼吸症候群を29例(85.3%)に、睡眠関連低換気症候群を9例(26.5%)に認めた。SRHD群の経皮二酸化炭素分圧最大値は平均56.2mmHgであった。睡眠関連低換気症候群を認めた9例のうち1例は睡眠時無呼吸なし、1例は軽症と判定された。経皮血液ガスモニタ併用PSGにより、通常のPSGにおけるAHIを基にした判定では見逃されうる中枢性の換気応答異常を検出可能である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、通常のポリソムノグラフィーでは見逃されうる中枢性の換気応答異常を、経皮血液ガスモニタを併用することで睡眠関連低換気症候群として検出しうることを見出した。通常の睡眠時無呼吸症候群ではCPAPが用いられるが、低換気症候群が存在する場合、CPAPでは十分に改善が得られないと予測される。低換気症候群を検出して適切に治療することで、高炭酸ガス血症による障害の促進や突然死を抑制できる可能性がある。
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