研究課題/領域番号 |
18K15443
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分52020:神経内科学関連
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
佐治 越爾 新潟大学, 医歯学総合病院, 助教 (00706418)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 視神経脊髄炎 / エクソソーム / 細胞外小胞 |
研究成果の概要 |
視神経脊髄炎関連疾患 (neuromyelitis optica spectrum disorders; NMOSD)は、アストロサイトに発現するアクアポリン4水チャネル(AQP4)を標的とする自己抗体がアストロサイト障害を引き起こすことにより、重篤な神経症状を引き起こす中枢神経系自己免疫疾患である。病態に影響する候補因子として細胞外小胞の一つであるエクソソームに着目し、ヒト血清からエクソソームを分離した。また予備実験として末梢血単核球から抽出したRNAのRNAシーケンスを行った。今後、エクソソームRNAのRNAシーケンシングによりNMOSDの病態へのエクソソームの関与を明らかにしていく。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
視神経脊髄炎はアクアポリン4に対する自己抗体が脳のアストロサイトを障害することで重篤な神経障害を引き起こす中枢神経系自己免疫疾患である。アクアポリン4自己抗体の発見により早期診断が可能となり、ステロイドや免疫抑制剤によって再発をある程度抑制できるようになっているが、一部の症例では治療に抵抗性である。NMOSD患者特有のエクソソームのプロファイルを明らかにすることで、より適切な治療選択につなげる可能性がある。
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