研究課題/領域番号 |
18K15474
|
研究種目 |
若手研究
|
配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分52020:神経内科学関連
|
研究機関 | 国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター |
研究代表者 |
皆川 栄子 国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター, 神経研究所 疾病研究第四部, リサーチフェロー (20726252)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
|
配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
|
キーワード | パーキンソン病 / 睡眠の質 / 中途覚醒 / α-シヌクレイン / 睡眠 / 神経変性疾患 |
研究成果の概要 |
「睡眠の質の低下」はアルツハイマー病やパーキンソン病をはじめとする神経変性疾患においてしばしば出現する症状である。この「睡眠の質の低下」は従来、睡眠―覚醒や概日リズムを制御する脳部位に神経変性が波及したために出現すると考えられてきた。一方われわれは「睡眠の質の低下が神経変性を増悪させる」という従来とは逆の仮説にもとづき研究を進めてきた。本研究を通じて「睡眠の質」がパーキンソン病の病態に寄与する非遺伝要因であり新規治療標的の候補である可能性を見出した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
アルツハイマー病やパーキンソン病などの神経変性疾患は社会の高齢化に伴い患者数が増加しているが、発症や進行を抑制しうる根本的治療法が存在せず、さらなる病態解明と治療法開発は喫緊の課題である。本研究では従来の理解とは逆に「睡眠の質の低下」がパーキンソン病の病態を修飾する機構に着目した。このような新たな視点からの研究を通じて、睡眠の質の向上により神経変性疾患の発症と進展を抑止しうる画期的な治療法の開発へとつながることが期待される。
|