研究課題/領域番号 |
18K15507
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分52030:精神神経科学関連
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
石間 環 千葉大学, 社会精神保健教育研究センター, 特任助教 (00597130)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | 双極性障害 / iPS / 肝細胞 |
研究成果の概要 |
University of Gothenburg, Sweden(ヨーテボリ大学、スウェーデン)鮒恵子教授より分与された双極性障害患者6名、健常者4名のiPS細胞をCellartis DEF-CS 500 Culture Systemで培養した後、Cellatis iPS Cell to Hepatocyte Differentiation System(肝細胞分化誘導システム)を用いて肝細胞に分化させ、得られたRNAを用いてRNA-seqを実施した。 得られたデータからDEG解析、GO解析、IPA解析を実施し疾患に関連のあると思われる遺伝子やパスウェイをいくつか見いだした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
双極性障害は統合失調症と並ぶ代表的な精神疾患であるが、その病因に関わる詳細な機序は不明である。また、古くから、双極性障害患者には肝障害を有する割合が高いことが知られているがその詳細は不明である。 多能性幹細胞(iPS細胞)は精神医学領域においても応用されているがこの領域における殆どの研究は神経に分化させた神経細胞を用いたものが主であり、肝臓などの末梢臓器細胞などに分化させたものを用いた研究は今までなかった。今回の研究では双極性障害患者由来のiPS細胞を肝細胞に分化させることにより、脳-肝連関の視点から双極性障害の病因解明の糸口となる遺伝子を見いだすことが出来た。
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