研究課題
若手研究
集団スポーツプログラムに参加中の統合失調症患者と健常者を対象としてbiological motion知覚課題、神経認知課題、社会認知・社会機能尺度による評価を行った結果、統合失調症患者における対人協調性と視覚認知の障害が示唆された。また、自然動画提示下fMRIデータにエンコーディングモデリングと自然言語解析を適用して脳内意味表象を定量化し、ネットワーク解析を行った結果、患者の脳内意味ネットワークではスモールワールド性が有意に減少し、妄想の重症度と相関することが明らかになった。
本研究の知見は、チームスポーツにおける統合失調症患者の対人協調性と認知機能の障害の理解の一助となる。また、本研究で用いた自然動画提示下fMRIデータにエンコーディングモデリングと自然言語解析を適用する手法は、患者の陳述に依らず脳活動から直接主観的体験を評価可能であり、精神科医療における新規診断・治療法開発に寄与することが期待される。
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すべて 雑誌論文 (2件) (うち国際共著 1件、 査読あり 2件、 オープンアクセス 2件) 学会発表 (1件)
Schizophrenia Bulletin.
巻: 49 号: 2 ページ: 498-506
10.1093/schbul/sbac157
PLOS ONE
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