研究課題/領域番号 |
18K15540
|
研究種目 |
若手研究
|
配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分52040:放射線科学関連
|
研究機関 | 秋田大学 |
研究代表者 |
脇田 晃行 秋田大学, 医学部附属病院, 助教 (40610803)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
|
キーワード | 放射線感受性 / MAPK / 食道癌 |
研究成果の概要 |
IGF2BP3発現は膵癌、肺癌、腎癌、肝癌、乳癌、卵巣癌で進行度と予後不良に関わる因子であると報告されている。我々はこれまで、食道扁平上皮癌においてIGFBP3発現は放射線感受性因子であることを報告している。今回の研究で組織マイクロアレイを用い、食道扁平上皮癌IGF2BP3発現を解析した。手術単独群でIGF2BP3の発現は予後不良因子であった。また、IGF2BP3高発現症例では術後補助療法を行うことが良好な予後と関連することが示された。食道扁平上皮癌においてIGF2BP3発現は予後不良予測因子であることに加え、術後補助療法の適応に際し重要なマーカーであることが示唆された。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
手術単独群でIGF2BP3発現は予後不良因子であった。手術+術後補助療法を受けた群ではIGF2BP3の発現と予後との関連は認めなかった。IGF2BP3高発現の症例で検討すると、術後補助療法を行うことが良好な予後と関連していることが示された。一方で、IGF2BP3低発現の症例では術後補助療法の有無と予後は相関していなかった。食道扁平上皮癌においてIGF2BP3発現は予後不良予測因子、さらには、術後補助療法の適応に際し重要なマーカーとなりうることが示された。
|