研究課題/領域番号 |
18K15543
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分52040:放射線科学関連
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研究機関 | 金沢大学 |
研究代表者 |
小森 隆弘 金沢大学, 医学系, 協力研究員 (80816356)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 光音響イメージング / 腸管虚血 / 組織内酸素飽和度 / 腸管虚血再灌流 / 酸素飽和度 / Interventional radiology |
研究成果の概要 |
近年の画像診断の進歩においても急性腸管虚血の早期診断は難しく、死亡率は数十年低下していない。外科的手術において虚血腸管の切除に関しては、外科医の主観的、非定量的な判断に委ねられており、高度な臨床経験を要求される。近年普及しつつある光音響イメージングでは血流情報に起因する組織酸素化程度の画像化及び定量化を可能とした。 虚血・再灌流腸管の評価のもとになる絞扼性イレウスを模したラットモデルを作成し、再灌流後の虚血腸管の組織酸素飽和度を評価、経時的な変化を確認することで、任意の部位における不可逆的な虚血障害を予測できる可能性を示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年の画像診断の進歩においても急性腸管虚血の早期診断は難しく、虚血腸管の切除に関しては、外科医の主観的、非定量的な判断に委ねられており、高度な臨床経験を要求される。近年普及しつつある光音響イメージングでは生体内における組織内酸素飽和度の可視化及び定量化が可能であり、虚血・再灌流腸管と組織酸素飽和度の関連性を簡便に施行できる光音響イメージングで定量化することは実臨床における不必要な腸管切除の回避、腸管切除範囲の評価になど治療方針の決定に与えるメリットは大きい。
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