研究課題/領域番号 |
18K15548
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分52040:放射線科学関連
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
矢田 隆一 神戸大学, 医学部附属病院, 特命技術員 (50782421)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2018年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | インビボ線量計 / ミクロ線量計 / MEMS / インビボ線量測定 |
研究成果の概要 |
検出素子材料に、BaFBr:EuとKClを用いた2種類の線量計を開発した。 実際の臨床装置を用いて性能評価を行い、インビボ線量計の仕様として十分な性能を有していることを明らかにした。エネルギー依存性に関しては、BaFBr:Euは実効原子番号が高いため、生体内で発生する散乱線に過剰に反応することが分かった。それを回避するために実効原子番号が低いKClを用いた線量計プローブを開発した。 両者とも使用用途を適切に選択することで、高い精度を担保できる。特にBaFBr:Euを用いたプローブは、従来の線量計プローブよりもはるかに小さいサイズのプローブにすることに成功した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
この線量計により、リアルタイム補正による適応放射線治療を可能にし、治療精度を向上させることで治療成績の向上につながる。線量計で測定した実際の照射線量と臨床結果が紐づいたデータを収集できることで、実臨床での新たな線量対効果(副作用)の関係性を発見できる。これにより、従来の関係性を見直せるだろうと考えている。
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