研究課題/領域番号 |
18K15571
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分52040:放射線科学関連
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研究機関 | 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構 |
研究代表者 |
三浦 太一 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構, 放射線医学研究所 放射線規制科学研究部, 研究員 (30803209)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | FGF1 / シグナル / 放射線防護 / 癌細胞 / 放射線治療 / FGF / 放射線 |
研究成果の概要 |
我々は線維芽細胞増殖因子1(FGF1)の有する放射線障害に対する防護・治療効果に注目しており、特に開発した“改変型FGF1”は、腸管上皮細胞などの正常細胞を防護し、再生を促すが、その一方で一部の癌細胞の浸潤を抑制することが分かっている。本研究では、これらの改変型FGF1の作用機序の解明を目的とし解析を実施した。その結果、癌細胞において改変型FGF1は特定のシグナル経路を長期的に活性化し、結果的に浸潤を抑制することが分かった。これらの効果は野生型FGF1では確認できなかったことから、この効果は改変型FGF1特異的な効果であることが分かった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の成果は、新しい防護剤としての“改変型FGF1”の作用機構の解明と、その医療応用における安全性の評価につながることが考えられる。また、癌細胞と正常組織で異なる効果を発揮する改変型FGF1のような新規放射線障害治療薬・予防薬の探索や開発にもつながることが期待される。
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