研究課題/領域番号 |
18K15580
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分52040:放射線科学関連
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
舘脇 康子 東北大学, 加齢医学研究所, 助教 (40722202)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2020年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | 緑内障 / 認知症 / glymphatic system / アミロイドβ / 海馬 / 血管周囲腔 / MRI / アルツハイマー病 / 認知心理検査 |
研究成果の概要 |
1. 緑内障群と健常群で海馬体積に差を見出すことはできなかった。一方で、緑内障群では近視の指標である等価球面度数と海馬体積とに有意な相関がみられた。 2. アミロイドβを可視化する新規MRI画像開発に取り組み、プログラムの国内特許出願とPCT出願を行った。緑内障、健常者約200人の当該MRI画像収集が完了し、現在はデータ解析中である。 3. 血管周囲腔体積を反映した画像指標について、緑内障群と健常群の2群間で有意差は見られなかった。しかし、当該パラメータの再現性及び信頼性が担保できておらず、独自に血管周囲腔の自動測定AIプログラムを作成し、再解析を行っている。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は画像というアプローチから緑内障と認知症の共通病態の検証を行った。研究期間中、コロナ禍のためにデータ収集や解析が予定通り進まず、解析が可能だった範囲においては、緑内障と認知症を強く結びつける知見は得られなかった。 一方で、本検討に関連して、MRIでアミロイドβを可視化する新規画像を開発するという大きな成果を得た。非侵襲かつ廉価な本技術が実用化することで、本研究だけではなく、認知症臨床や各種認知症研究、治験などにおいても大きなブレークスルーとなることが期待される。
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