研究課題/領域番号 |
18K15593
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分52040:放射線科学関連
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研究機関 | 熊本大学 |
研究代表者 |
木藤 雅文 熊本大学, 大学院生命科学研究部, 特任助教 (40744909)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2020年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2019年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 心臓CT / 冠動脈CTA / 被曝 / 造影剤 / 冠動脈 / 心筋 / CT / 冠動脈CT / 心臓 |
研究成果の概要 |
本研究は冠動脈CTAにおいて、モンテカルロシミュレーションを用いて、造影効果と被曝の関係を明らかにすることを目的とした。研究結果からは造影剤を使用しない単純CTと比較して、造影剤を使用する造影CT(冠動脈CTA)では臓器線量の増加が示唆された。 この知見は撮像・造影方法の最適化、個別化へとつながり、患者の負担の少ない冠動脈CTAが可能になると期待される。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
冠動脈CTAは冠動脈疾患の非侵襲的診断法の中心的役割を担い、本邦において年間42万件以上が施行されている。一方でX線による胸部領域の医療被曝は大きな問題であり、特に若年者の乳腺の被曝は将来の乳癌のリスクになりえるとの報告がある。近年、体幹部CTを中心に造影剤使用による被曝増加が懸念されているが、冠動脈CTAにおいての報告は認められない。本研究結果からは造影剤を使用しない単純CTと比較して、造影剤を使用する造影CT(冠動脈CTA)では臓器線量の増加が示唆された。冠動脈CTAにおいて造影剤(造影効果)と臓器被曝の関係が示されたことにより、撮像・造影方法の最適化、被曝低減につながるものと期待される。
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