研究課題
若手研究
現在、内臓動脈瘤や血管奇形などの体幹部血管病変に対する血管塞栓術後の治療後効果判定には造影CT・MRIが広く用いられているが、既存の方法では金属塞栓子のアーチファクトによる画像の劣化や造影剤の副作用への懸念などの問題点がある。今回我々は、金属アーチファクト低減撮像法である超短縮エコー時間磁気共鳴画像(UTE-MRI)と血液スピンラベリング(ASL)法を併用した、ASL法併用UTE-MRIによる造影剤を使用しない新たな血管塞栓術後治療効果判定法を確立した。
今回の研究で我々が確立したASL法併用UTE-MRIによる新たな血管塞栓術後治療効果判定法は、国内外で初の報告であり、非常に独創的である。本研究で得られた成果により、低侵襲かつ高精度の塞栓後効果判定が可能となり、結果、再発病変に対する早期再治療が可能になるなどの臨床的有用性が期待される。また、本研究により得られた知見により、医療被曝や造影剤の副作用に伴う健康被害の減少などの臨床的な有用性も期待できる。
すべて 2021 2020 2019 2018
すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (10件) (うち国際学会 1件、 招待講演 2件)
Eur Radiol
巻: - 号: 7 ページ: 5409-5420
10.1007/s00330-020-07669-w
日本放射線技術学会雑誌
巻: 75
130007651374
インナービジョン
巻: 33 ページ: 108-109