研究課題/領域番号 |
18K15606
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分52040:放射線科学関連
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研究機関 | 地方独立行政法人静岡県立病院機構静岡県立総合病院(救急診療部、循環器病診療部、がん診療部、臨床診療部 (2020-2021) 山梨大学 (2018-2019) |
研究代表者 |
高村 朋宏 地方独立行政法人静岡県立病院機構静岡県立総合病院(救急診療部、循環器病診療部、がん診療部、臨床診療部, 放射線部, 医長 (70644920)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2021年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2020年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | DSC MRI / SMS / perfusion MRI / Moyamoya disease / moyamoya病 / SMS-DSC MRI / 潅流パラメータ / 時間分解能 / 灌流MRI / 高速撮像法 / perfusion parameter / 最適時間分解能 / もやもや病 / 内頚動脈狭窄症 / 脳循環 / 閉塞性脳血管障害 / DSC-MRI / 造影灌流MRI / 高速撮像 / 脳循環検査 |
研究成果の概要 |
最新MRI撮像技術を用いた超高速SMS-DSC MRIを健常例及びmoyamoya病に対して空間解像度の向上及び時間分解能向上の検討を行った。結果、健常例においては通常の撮像に比して十分な信号雑音比などの画質を担保しつつ、registration精度の向上や、従来の撮像法では困難であった3次元的評価を可能とするisotropic imagingが可能である事が示された。moyamoya病においては時間分解能の向上が定量的により正確な潅流パラメータ及び虚血域/非虚血域の推定をもたらし、複数の潅流画像において有意な画質の向上をもたらすことが示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により超高速SMS-DSC MRIによる頭蓋内潅流評価が定量的、定性的に従来法より優れている事が示された。理論上は時間分解能向上によりDSC-MRIの精度や再現性が改善する事が示されているが過去実際の被験者においてこのような検討がなされたことはなかった。本研究の結果によりSMS-DSC MRIでは健常例や慢性虚血性疾患において従来法と比較してより診断的価値の高い潅流画像が得られることがわかり診断精度の向上を通した社会的意義が期待される。またgold standardとされるSPECTやPETの代替手段としての今後の検討に重要な学術的示唆を提供する意義があると考えられる。
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