研究課題/領域番号 |
18K15642
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分52040:放射線科学関連
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研究機関 | 慶應義塾大学 |
研究代表者 |
隈部 篤寛 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 助教 (70464914)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 早期非小細胞肺癌 / 定位放射線治療 / PET / 非小細胞肺癌 / PET薬剤 |
研究成果の概要 |
早期非小細胞肺癌における治療前病期診断、治療効果判定、増悪再発診断において、18Fフルオロデオキシグルコース(FDG)及び11C-チオチミジン(4DST)によるPETがどのように寄与するのかを調査、解析した。18-F FDG検査においては、周囲のバックグラウンドの影響のため病変への軽度の集積の際にその集積による診断が困難となり、原発巣及びリンパ節転移いずれの場合においても解釈に留意すべきと考えられた。一方、4DST検査においては18F FDG検査に比して、骨髄への集積が強く認められ病変の観察を行う場合にバイアスとなり得る点に注意すべきと考えられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
18F-FDG PET画像においては、病変への軽度の集積が認められる際に診断が困難となり、原発巣、またリンパ節転移巣いずれの場合においても、その解釈において留意すべきと考えられた。また、治療前のFDG集積による予後の検討も行った。強い集積に関しては、再発率が高いことが解析から示され、PETでの集積の強弱に応じて、放射線治療の強度も変化させる必要性が示唆された。 4DSTによるPET/CTでは骨髄への集積がFDG-PET/CTに比して強く、病変の観察を行う場合にバイアスとなり得る点に注意すべきであることが明らかとなった。今後の研究の進展により病期診断や治療適応の判断に生かせる可能性がある。
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