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放射線照射による骨髄抑制の新規予防法開発のためのTRPM2を介した発症機構の解明

研究課題

研究課題/領域番号 18K15644
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分52040:放射線科学関連
研究機関帝京平成大学

研究代表者

石橋 正祥  帝京平成大学, 薬学部, 助教 (80771534)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2020-03-31
研究課題ステータス 完了 (2019年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
キーワードTRPM2 / 放射線 / 骨髄抑制 / マウス / ドキソルビシン / 抗がん剤
研究成果の概要

本研究は、活性化によって細胞死を誘導することが知られているTRPM2と放射線による骨髄抑制の発症との関連を明らかにすることを目的として実施した。しかし、放射線照射によって生じたCFU-GMコロニー数の減少は野生型マウスとTRPM2欠損型マウスの間に差が認められず、TRPM2と放射線による骨髄毒性は関連性が低いことが示唆された。また、抗がん剤のドキソルビシン(DXR)による骨髄抑制についても併せて検討したが、同様の結果であった。放射線、DXRによる骨髄抑制とTRPM2の関連性を示すことはできなかった。

研究成果の学術的意義や社会的意義

がん治療における抗がん剤、放射線による骨髄抑制は、重要な有害事象である。そのため、詳細な発症機構を明らかにすることで、がん治療における有害事象の軽減を実現することに繋がると考えられる。本研究では、放射線・DXRによる骨髄抑制の発現とTRPM2の関連性が低いとの結論に至った。しかし、検討の過程でDXRが過酸化水素によるTRPM2の活性化を増強させる可能性を見出した。DXRによる有害事象には、心筋症、血管外漏出、手足症候群などが挙げられる。本研究の結果は、DXRの有害事象の発症機構におけるTRPM2の関連を解明するために有用であると考えられる。

報告書

(3件)
  • 2019 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2018 実施状況報告書

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公開日: 2018-04-23   更新日: 2021-02-19  

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