研究課題/領域番号 |
18K15662
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分52050:胎児医学および小児成育学関連
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
入月 浩美 新潟大学, 医歯学総合病院, 医員 (80793926)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | PNPLA4 / ミトコンドリア呼吸鎖異常症 / 乳児突然死 / ゼブラフィッシュ / ミトコンドリア異常症 / 脂質代謝異常 / 脂質代謝 |
研究成果の概要 |
本研究は乳児突然死で発症したミトコンドリア呼吸鎖異常症の原因遺伝子PNPLA4の分子生物学的機能を明らかとすることを目的とした。まず、CRISPR/Cas9システムを用いてPNPLA4ノックアウトゼブラフィッシュを作製した。続いて、in situハイブリダイゼーション法等によって、生体内でのPNPLA4 mRNA発現分布を確認した。さらに、ノックアウトゼブラフィッシュ脳を試料とした網羅的脂質解析、タンパク質発現解析、RNA-seq解析を実施し、脂質やエネルギー代謝に関連した代謝産物や遺伝子発現の顕著な変動を認めた。以上の研究を通じて、我々はPNPLA4の生体における機能の一側面を明らかとした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
小児の進行性希少難病であるミトコンドリア呼吸鎖異常症の病態は未だ不明な点が多く、個々の原因遺伝子の詳細な機能を明らかにすることが病態解明の鍵となる。本研究を通じて、乳児突然死として発症したミトコンドリア呼吸鎖異常症の原因遺伝子の一つであるPNPLA4の機能の一側面が明らかとなった。今後のミトコンドリア呼吸鎖異常症の病態解明につながる大きな成果であり、将来的に新たな治療戦略の創出並びに乳児突然死の予防法提唱に寄与する可能性がある。
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