研究課題/領域番号 |
18K15672
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分52050:胎児医学および小児成育学関連
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研究機関 | 島根大学 |
研究代表者 |
和田 啓介 島根大学, 学術研究院医学・看護学系, 助教 (60774338)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 間葉系幹細胞 / 慢性肺疾患 / 新生児 / SOD3 / アンギオポイエチン1 / CXCR4 |
研究成果の概要 |
慢性肺疾患(CLD)モデルラットにおいて、高純度間葉系幹細胞(REC)や骨髄由来間葉系幹細胞(B-MSC)や臍帯由来MSC(U-MSC)の移植では、CLDを有意差をもって改善させることはできなかった。肺組織からmRNAを抽出し、逆転写酵素でcDNAを作製した後に、リアルタイムPCRで相対定量を行ったところ、スーパーオキシドディスムターゼ(SOD)3がCLD群で低下がみられたが、既報のTNFαやIL-1といった炎症性サイトカインの上昇は見られなかった。SOD3遺伝子を過剰発現したMSCを作成し、CLDモデルラットに移植したが、有意差を認めるほどの改善は認められなかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
新生児慢性肺疾患(CLD)は早産児において組織的な未熟性や炎症などによる呼吸器疾患で治療法が確立していない。間葉系幹細胞(MSC)は炎症を抑制し、かつ組織を修復する能力を有している。いくつかの疾患への臨床応用が始まっているが、その効果は一定ではない。その最も重要な理由として、通常の培養方法で増殖したMSCはその機能が不均一であることが挙げられている。我々が単離した高純度間葉系幹細胞(REC)は均一な間葉系幹細胞で、抗炎症作用や組織修復作用も高いため、RECを用いたCLDに対する治療開発は高い効果を再現できることが期待されるたが、有意差をもって改善する効果は得られなかった。
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