研究課題/領域番号 |
18K15680
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分52050:胎児医学および小児成育学関連
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研究機関 | 琉球大学 |
研究代表者 |
鳥原 英嗣 琉球大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (50757218)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2018年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | ダイアモンド・ブラックファン貧血 / 先天性貧血 / 疾患モデル / リン酸化 / リボソームタンパク質 / ゼブラフィッシュ / CRISPR/Cas9 / 先天性造血異常 / ダイヤモンド・ブラックファン貧血 |
研究成果の概要 |
Diamond-Blackfan貧血(DBA)は、赤芽球への分化異常によって引き起こされる先天性疾患である。原因遺伝子のひとつとしてリボソームタンパク質をコードするRPS19が知られている。本研究では、個体レベルで解析が可能なゼブラフィッシュを用い、RPS19のリン酸化状態が赤血球の生成に影響を及ぼすことを明らかにした。また、RPS19のリン酸化酵素の発現を抑制すると、同様に赤血球数が減少したため、RPのリン酸化を介した造血制御機構が存在する可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
Diamond-Blackfan貧血(DBA)の発症機序として現在最も有力とされるのは、RP遺伝子の変異によりがん抑制遺伝子TP53の経路が活性化されるというものである。しかし、その詳細は不明な点が多い。また、RP遺伝子に変異を持たない患者に関しては原因が不明なままである。本研究では、RPのリン酸化・脱リン酸化の制御が赤血球造血に関与する可能性を見出した。これにより、TP53経路以外のDBAの分子機構について、新たな知見が得られることが期待される。
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