研究課題/領域番号 |
18K15745
|
研究種目 |
若手研究
|
配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分53010:消化器内科学関連
|
研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
五十嵐 聡 新潟大学, 医歯学総合病院, 助教 (50790953)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
|
配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
|
キーワード | 膵癌 / ラット膵発癌モデル / ハイドロダイナミック遺伝子導入法 / 膵発癌モデル / 早期診断マーカー / 遺伝子治療 / 分子標的治療 |
研究成果の概要 |
膵臓選択的なハイドロダイナミック遺伝子導入法によりラット膵臓にヒト膵癌関連遺伝子を導入し、膵癌モデル動物を確立すること、および、同モデルを用いて腫瘍マーカー、新規治療法を検討することを目的とした。現在までに、効率的に膵癌モデルを作製するための、遺伝子導入パラメータ、遺伝子の濃度、遺伝子の組み合わせの最適化を行い、安全、効率的に膵癌モデルを作出することができた。 現在、遺伝子導入後の、膵組織の変化、遺伝子の導入された一細胞ごとの変化の検証などを行い、モデル動物としてのメカニズムを明らかにするとともに、膵癌の治療法開発研究に応用するための検討を行っている。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
膵臓選択的なハイドロダイナミック遺伝子導入法により膵癌モデルラットを確立した。その簡便性と再現性から、本モデルの分子生物学的な解析に基づき、ヒト膵癌の治療標的決定のための検討が可能になり、膵癌の早期診断法、新規治療法の開発に寄与すると考える。さらに、今まで難治であった膵癌の診断・治療に大きな恩恵を与え、膵癌の予後改善につながると考える。
|