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新規NASH発癌モデルの開発とその機序解析

研究課題

研究課題/領域番号 18K15775
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分53010:消化器内科学関連
研究機関新潟大学

研究代表者

坂牧 僚  新潟大学, 医歯学系, 助教 (40792289)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
研究課題ステータス 完了 (2020年度)
配分額 *注記
2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
キーワード非ウイルス性脂肪性肝炎 / メラノコルチン4受容体 / NASHモデルマウス / 非アルコール性脂肪性肝炎 / 4型メラノコルチン受容体 / 肝癌 / 部分肝切除 / Maid遺伝子
研究成果の概要

通常食投与下でMC4R,Maid両遺伝子欠損マウスとMC4R遺伝子単独欠損マウスの雌を28週まで飼育すると、体重の平均値はそれぞれ66.3g、36.8gであった(P<0.001)。また両遺伝子欠損マウスは高度の内臓脂肪蓄積を認めたものの、肝脂肪沈着はMC4R遺伝子単独欠損マウスと同等であった。さらに、52週齢でも肝硬変や肝癌の所見は見られなかった。以上の結果より、Maid遺伝子欠損はMC4R遺伝子欠損マウスの脂肪細胞での脂肪蓄積を増加させるが、肝への異所性脂肪蓄積は増加させないことが明らかとなった。

研究成果の学術的意義や社会的意義

Maid遺伝子は癌化や炎症に関係し、肝癌の発症にも関わることが知られているが、現在までのところ解明されていない部分も多い。本研究において脂肪細胞に作用し、脂肪蓄積を増加させうるという、今まで知られていなかった表現型に関与することが明らかとなった。MC4R,Maid両遺伝子欠損マウスは異所性の脂肪蓄積を悪化させない生理的な肥満であり、この機序の解明は肥満症の病態解明及び治療に有用である可能性がある。

報告書

(4件)
  • 2020 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実施状況報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2021

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] 生理的な脂肪沈着を呈する新規肥満モデルマウスの開発2021

    • 著者名/発表者名
      森田真一, 坂牧僚, 小山究太郎, 田中裕登, 永山逸夫, 山田麻理奈, 大脇崇史, 小田知友美, 柴田理, 木村淳史, 阿部寛幸, 上村顕也, 寺井崇二
    • 学会等名
      第11回 肥満と消化器疾患研究会
    • 関連する報告書
      2020 実績報告書
  • [学会発表] 大柴胡湯はメラノコルチン4受容体遺伝子欠損マウスの肥満を改善する2021

    • 著者名/発表者名
      坂牧僚、森田真一、小山究太郎、阿部寛幸、上村顕也、高村昌昭、寺井崇二
    • 学会等名
      第41回 日本肥満学会
    • 関連する報告書
      2020 実績報告書

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公開日: 2018-04-23   更新日: 2022-01-27  

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