研究課題/領域番号 |
18K15811
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分53010:消化器内科学関連
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
吉岡 鉄平 大阪大学, 医学部附属病院, 特任助教 (60814605)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 膵癌 / EUS-FNA / PD-1 / リンパ球 |
研究成果の概要 |
膵癌は予後不良で化学療法・免疫療法の確立が急務である。免疫チェックポイント阻害薬は膵癌に効果が乏しいとされているが、一部の膵癌では免疫原性があり、その効果が期待できる可能性が示唆されている。今回、超音波内視鏡下穿刺吸引細胞診で得られた膵癌の残余検体から、腫瘍浸潤リンパ球を単離し、免疫チェックポイント分子の発現を解析した。これまでに9例で同意を取得し、末梢血リンパ球とFNA検体からリンパ球を単離した同一症例において、PD-1の発現は末梢血リンパ球に比べて局所リンパ球で高かった。引き続いてEUS-FNA検体の収集し解析を継続することで、免疫原性の強い膵癌を同定する一助になる可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
超音波内視鏡下穿刺吸引細胞診で得られた膵癌検体から腫瘍に浸潤するリンパ球を単離し、免疫チェックポイント分子の発現を解析した。さらに症例を集積することで、免疫チェックポイント阻害薬の効果が期待できる可能性のある免疫原性膵癌の同定につながる可能性がある。また、末梢血リンパ球とFNA検体からリンパ球を単離した同一症例において、PD-1の発現は末梢血に比べて局所で高かった。同一個体における末梢血リンパ球と膵癌局所のリンパ球を単一細胞解析などを追加し比較することで、膵癌の病態解明に貢献できる可能性がある。
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