研究課題/領域番号 |
18K15821
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分53010:消化器内科学関連
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研究機関 | 鹿児島大学 |
研究代表者 |
馬渡 誠一 鹿児島大学, 医歯学域医学系, 助教 (50735339)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2019年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 薬剤耐性変異 / C型肝炎ウイルス / 直接作用型抗ウイルス薬 / SOF/LDV / NS5B / NS5A共変異 / HCV |
研究成果の概要 |
C型肝炎ウイルス(HCV)に対する直接作用型抗ウイルス薬(DAA)は高いウイルス消失率を示しているが,薬剤耐性変異(RAS)が治療不成功の原因となっている.我々は,Glecaprevir (GLE)+Pibrentasvir (PIB)の治療不成功例ではNS5A領域のQ24K/L28M/R30E/A92Kのアミノ酸共変異を有し,Q24K/L28M/R30E/A92K共変異を有するレプリコン細胞での検討にて,これらの変異はPIBを含むすべてのNS5A阻害剤に高度の耐性を示すことを明らかにした.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
実臨床において,Glecaprevir (GLE)+Pibrentasvir (PIB)の治療不成功に関連する薬剤耐性変異は報告されていたが,in vitro実験系で証明した報告はない.特に今回NS5A共変異に対するPIBなどのNS5A阻害剤に対する薬剤耐性について初めて明らかにした.本研究は,特にC型肝炎に対する直接作用型抗ウイルス薬の治療不成功者への治療戦略に役立つことが期待された.
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