研究課題/領域番号 |
18K15865
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分53020:循環器内科学関連
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研究機関 | 日本医科大学 |
研究代表者 |
藤本 雄飛 日本医科大学, 医学部, 助教 (80809393)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2020年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2019年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 心房細動 / カテーテルアブレーション / 電気的除細動 |
研究成果の概要 |
持続性心房細動のアブレーション治療において、電気的除細動を行った直後に心房細動再発をすること(Immediate recurrence of atrial fibrillation; IRAF)があり、この臨床的意義を明かにすることを目的とした。合計313例を登録し前向き観察研究を行った。 IRAFは62例(20%)に認め、IRAF群では非IRAF群より左房容積係数、右房面積が小さかった他、背景に差は認めなかった。初回治療後では左房容積係数(ハザード比1.02)が、また2回目の治療を含む最終治療後ではIRAF(ハザード比0.35), 右房面積(ハザード比1.09)が不整脈再発の予測因子だった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
持続性心房細動に対するアブレーション治療において、治療前に電気的除細動を行い、心房細動治療において有効とされる肺静脈隔離術への反応が良好である例とそうでない例を層別化できる可能性がある。 電気的除細動後にただちに心房細動が再発する例のアブレーション治療成績は、そうでない例と比較し最終再発が少ない結果だった。これは確立された治療法である肺静脈隔離術が有効な、肺静脈内からの期外収縮が心房細動に関与している例を簡便に見つけ出す有用な方法であることが示唆された。
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