研究課題
若手研究
虚血性心疾患の発症に関連する冠動脈プラークの病態解明をおこなうために、MRIを用いた冠動脈プラークの研究や冠動脈内イメージングであるNIRS IVUSを用いた研究を行った。まず、MRIで検出される冠動脈高輝度プラーク容量がカテーテル治療における周術期心筋梗塞の発症リスクを予測することを報告した(J Cardiovasc Magn Reson 2020;22:5.)。また、NIRS-IVUSにおいて、冠動脈疾患発症に関連する石灰化病変における脂質成分と冠動脈イベントの関連を検討し報告した(Int J Cardiovasc Imaging. 2023 Jun 28.)。
MRIとNIRS-IVUSをもちいて冠動脈プラークの性状について解明することが、虚血性心臓病の病態生理の解明につながると思われる。病態を理解することは、さらに低侵襲で高精度な虚血性心疾患の発症リスクの推定法の開発につながる。最終的には正確に発症リスク推定ができれば、発症リスクに応じた適切な予防法を行うことにつながっていくと思われる。
すべて 2020 2019
すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件、 オープンアクセス 2件)
J Cardiovasc Magn Reson.
巻: 22 号: 1 ページ: 5-5
10.1186/s12968-019-0588-6
120007133004
European Heart Journal - Case Reports
巻: 3 号: 2 ページ: 1-2
10.1093/ehjcr/ytz078