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タイト結合分子クローディンにより増強される小細胞肺癌の悪性形質とその分子機構

研究課題

研究課題/領域番号 18K15958
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分53030:呼吸器内科学関連
研究機関獨協医科大学

研究代表者

柏木 維人  獨協医科大学, 医学部, 助教 (50722451)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
研究課題ステータス 完了 (2020年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワード肺がん / 細胞間接着 / がんの増殖 / がんの転移 / クローディン / タイト結合 / 遺伝子ノックアウト / 小細胞肺癌 / 遺伝子導入 / 癌 / 転写因子
研究成果の概要

我々ヒトの体の中の組織は無数の細胞からできており、隣り合う細胞同士は細胞間接着装置によって接着している。細胞間接着装置のひとつであるタイト結合の主要な構成分子であるクローディンは正常組織には勿論のことがん組織にも発現しているが、その発現パターンは正常とがんとでは異なる。今回、予備実験の結果から27種類あるクローディンの中でもクローディン4に着目し、クローディン4が小細胞肺癌の悪性形質を制御する可能性を検討した。その結果、クローディン4の発現が小細胞肺癌細胞の増殖抑制および転移を促進する上皮間葉転換に関連する分子の発現抑制に関与している可能性が示唆された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究により、タイト結合分子のひとつであるクローディン4が小細胞肺癌の悪性形質を抑制する性質を持つ可能性が示唆された。これまでにクローディンは様々ながんにおいてその存在意義を明らかにする研究が行われていたが、小細胞肺癌においては殆ど行われていなかった。したがって、本研究は小細胞肺癌とクローディンに関する先駆的研究であり、その意義は大きいものと考えられる。本研究を踏み台とし小細胞肺癌におけるクローディンの存在意義がさらに明確になれば、クローディンの診断マーカーとしての利用や、クローディンを狙った分子標的治療法の開発などにつながる可能性がある。

報告書

(4件)
  • 2020 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実施状況報告書

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公開日: 2018-04-23   更新日: 2022-01-27  

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