研究課題/領域番号 |
18K15988
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分53040:腎臓内科学関連
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研究機関 | 金沢医科大学 |
研究代表者 |
藤本 圭司 金沢医科大学, 医学部, 准教授 (30460364)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 可溶性ウロキナーゼ受容体 / 原発性ネフローゼ症候群 / ポドサイト / 蛋白尿 / 腎機能予後 / 尿中可溶性ウロキナーゼ受容体 / suPAR / 近位尿細管上皮細胞β3インテグリン |
研究成果の概要 |
本研究では、原発性ネフローゼ症候群(NS)において免疫抑制療法開始2カ月間の血清可溶性ウロキナーゼ受容体(soluble urokinase receptor; s-suPAR)変化量および免疫抑制療法開始2か月後のs-suPAR(s-suPAR2M)レベルが難治性NSの鑑別診断および末期腎不全のサロゲートマーカーである血清Cr1.5倍化までの期間の予測において有用であることを明らかにした。さらに、時間依存性ROC解析結果から、2年~8年後までの血清Cr1.5倍化を抑制するためには、s-suPAR2Mのレベルを概ね3000pg/mL以下にコントロールすることが望ましいと考えられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
原発性NSの腎予後予測は治療開始後6か月時点における治療反応性で判定しているのが現状であり、初期治療段階における非侵襲的腎予後予測マーカーは確立していない。本研究結果は、血清suPARを用いて初期治療段階でNS治療反応性が悪く末期腎不全に至る可能性の高い患者を鑑別可能であることを示している。血清suPARを指標としてハイリスク患者を早期診断することで適切な治療介入を迅速に開始することが可能となり、腎予後の改善が期待できる。
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