研究課題/領域番号 |
18K15999
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分53040:腎臓内科学関連
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研究機関 | 滋賀医科大学 |
研究代表者 |
山原 康佑 滋賀医科大学, 医学部, 特任助教 (50731915)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | ポドサイト / オートファジー / MAFB / ポリアミン / 転写因子 / 糸球体上皮細胞 / 腎臓 |
研究成果の概要 |
遺伝子組み換え技術を用いた転写因子MAFBの制御により、MAFBがオートファジー活性化を介した細胞保護的な作用を有することを明らかとした。MAFBによりポリアミン代謝酵素が誘導される結果、スペルミジンの濃度が上昇し、スペルミジンによりオートファジーが誘導されることを確認した。本結果により、糸球体上皮細胞においてMAFB-スペルミジン-オートファジーという分子機構の存在が明らかとなり、新たな治療標的となりうることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
糸球体上皮細胞におけるオートファジーの活性化は、慢性腎臓病に対する有望な治療標的と考えられている。しかしながら、オートファジーの制御機構については不明な点が多かった。本研究により、糸球体上皮細胞で強く発現する転写因子MAFBが、ポリアミン経路の代謝を変化させることで細胞保護的なオートファジーを制御していることが明らかとなった。ポリアミンによる糸球体上皮細胞オートファジーの活性化が慢性腎臓病の新たな治療法となる可能性を示した。
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