研究課題/領域番号 |
18K16031
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分53050:皮膚科学関連
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
岩本 和真 広島大学, 病院(医), 助教 (20457237)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 黄色ブドウ球菌 / ケラチノサイト / アトピー性皮膚炎 / Microbiome / Cell wall protein / 自然免疫 |
研究成果の概要 |
アトピー性皮膚炎(AD)患者の皮膚には黄色ブドウ球菌(S. aureus)が高率に定着しており、皮膚炎の増悪に関与している。これまで我々は、AD皮膚由来のS. aureus(AD株)が選択的にケラチノサイトに取り込まれ、標準S. aureus株とは異なる免疫応答を誘導することを報告してきた。このAD株の取り込みを阻害することでADの改善が期待でき、今回AD株の取り込み指標としたハイスループットスクリーニングのアッセイ系を構築した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ヒト皮膚表面の細菌叢を構成する細菌・真菌と皮膚免疫の関連性は近年多くの研究が報告されており、我々は、AD患者で効率に検出されるS. aureusに注目し、AD株は特異的な免疫反応を誘導するのではないか?という作業仮説をたて、ランゲルハンス細胞を介した自然免疫および獲得免疫に違いが出ることを見出した。AD皮膚に定着しているS. aureusのコントロールする点に注目した新規治療法の開発の着想を得て、今回S. aureus が最初にコンタクトするケラチノサイトに注目し、自然免疫を軸とした免疫応答を中心にAD株の特徴を捉え、新たな治療戦略への道を拓くことを考えている。
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