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Th2サイトカインによる尋常性乾癬制御機構の解明

研究課題

研究課題/領域番号 18K16041
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分53050:皮膚科学関連
研究機関東京医科大学

研究代表者

沼田 貴史  東京医科大学, 医学部, 助教 (90791806)

研究期間 (年度) 2021-03-01 – 2022-03-31
研究課題ステータス 完了 (2021年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
キーワードIL-25 / Il-33 / 尋常性乾癬 / IL-1Ra / IL-33 / IL-1 / receptor antagonist / cytokine / psoriasis / モデルマウス / 遺伝子改変マウス / IL-1 receptor antagonist / 乾癬様皮膚炎
研究開始時の研究の概要

尋常性乾癬は慢性炎症性皮膚疾患であり、軽微な症状が残存するだけでも患者のQOLは低下する。IL-25とIL-33はアトピー性皮膚炎などのアレルギー疾患で主に角化細胞から産生され、Th2炎症を誘導する。また、最近、尋常性乾癬の病変部の角化細胞でIL-25やIL-33の発現が亢進していることが報告された。
本研究では尋常性乾癬の病変部皮膚でのIL-25とIL-33の役割を解明する目的で、乾癬モデルマウスや、IL-25またはIL-33の遺伝子改変マウスを用いて研究を行う。

研究成果の概要

Il1rngfp/gfpマウスでは耳介の皮膚で野生型マウスに比べてGFPの発現が亢進していた。Il1rngfp/gfpマウスの耳介の皮膚では角化細胞でGFPが陽性であった。Il1rn-/-マウスの角化細胞ではwild-typeに比べてIL-25とIL-33の発現が増加した。ST2は角化細胞で発現が亢進していた。IL-17RBは樹状細胞とマクロファージで発現がみられた。リコンビナントIL-25を局所注射したマウスの耳介では樹状細胞数は増加し、皮膚炎が誘導できた。しかし、IL-10陽性の樹状細胞はほとんどみられなかった。

研究成果の学術的意義や社会的意義

尋常性乾癬は人口の約0.1~2%が罹患する慢性炎症性皮膚疾患であり、有病率は増加傾向にある。近年、TNFαやIL-17Aを標的とした抗体療法が重症患者に用いられ、治療の選択肢は広がっている。尋常性乾癬の病変部では、Th2サイトカインであるIL-25とIL-33の発現がみられるが、詳細な機能は不明である。IL-25とIL-33と尋常性乾癬の症状との関係を解明することは、難治性病変に対する治療に役立つと考えた。

報告書

(4件)
  • 2021 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2019 実績報告書
  • 2018 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2018

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] IL-25とIL-33はIl1rn-/-マウスに生じた乾癬様皮膚炎を抑制する2018

    • 著者名/発表者名
      沼田 貴史, 吉崎 隆道, 山口 幸子, 原田 和俊, 大久保 ゆかり, 須藤 カツ子, 坪井 良治, 中江 進
    • 学会等名
      第117回日本皮膚科学会総会
    • 関連する報告書
      2018 実施状況報告書

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公開日: 2018-04-23   更新日: 2023-01-30  

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