研究課題/領域番号 |
18K16113
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分54010:血液および腫瘍内科学関連
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
永野 誠治 (永野誠治) 京都大学, ウイルス・再生医科学研究所, 特定研究員 (90618018)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 再生T細胞 / がん免疫細胞療法 / CTL / TCR遺伝子 / iPS細胞 / ゲノム編集技術 / 再生医療 / RMCE / 再生CTL / がん抗原特異的TCR遺伝子 / T細胞療法 / 免疫学 / がん / がん免疫療法 / T細胞輸注 / iPS細胞からT細胞への再生 |
研究成果の概要 |
がん抗原特異的なT細胞受容体(TCR)遺伝子をゲノム編集技術を用いて汎用iPS細胞に導入し(TCR-KI-iPSC)、そのiPS細胞からT細胞を量産するという新たな免疫細胞療法の開発を行った。具体的戦略として、カセットデッキ構造をiPSCのTCR遺伝子座にノックイン(cKI-iPSC)した後に、外来性TCR遺伝子をCreシステムを用いてそのcKI-iPSC上で入れ替える形式をとった。このように作製された複数のTCR-KI-iPSCを分化誘導することで再生CTLを得ることに成功し、抗原特異的にがん細胞殺傷能力を持つことを確認した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
iPS細胞技術を用いてがん細胞に有効なキラーT細胞を量産できることを示してきました。T細胞を細胞製剤として使うという可能性を大きく広げるものです。しかし、そのことが可能な品質のよいiPS細胞株を作製し同定するには長期間を有することも判明しています。ゲノム編集技術を用いて再生医療用のiPS細胞にがんに特異的な受容体遺伝子を導入することで、上記の問題を解決できないか検証し技術的に可能であることがわかりました。
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