研究課題/領域番号 |
18K16186
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分54030:感染症内科学関連
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研究機関 | 慶應義塾大学 |
研究代表者 |
上蓑 義典 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 講師 (60748789)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2019年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 結核 / 検査 / 性周期 / インターフェロンγ遊離試験 / 性ホルモン |
研究成果の概要 |
結核の診断に有用なT-SPOT、Quantiferonという2種のインターフェロンγ遊離試験(IGRA)について、性周期のある女性で、性周期に応じた結果の変動が生じうるのでは無いかという仮説をもとに臨床研究を実施した。今回の研究対象集団の間ではあきらかに性周期による結果のばらつきは認められなかった。特にIGRAの検査を実施することに関して性周期のある女性であっても、とくに性周期とは関係なくIGRAの判定を行うことができる可 能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
インターフェロンγ遊離試験(IGRA)は、医療従事者の結核曝露時健診などで用いられることが多いが、医療従事者には閉経前女性の比率が多く含まれるため、検査結果が性周期の影響を受けると適切に結核曝露時のリスク評価ができない可能性が懸念されたが、本研究の成果によりその懸念を払拭することができた。これは、結核曝露に対する感染管理を行なっていく上で有用な知識となりうる。
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