研究課題/領域番号 |
18K16187
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分54030:感染症内科学関連
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研究機関 | 金沢大学 (2023) 金沢医科大学 (2018-2022) |
研究代表者 |
河合 泰宏 金沢大学, 医学系, 協力研究員 (10388936)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | Mycoplasma hominis / 病原因子 / マイコプラズマ属 / 薬剤耐性 |
研究成果の概要 |
Mycoplasma hominis(ATCC23114株)の全ゲノム情報を基に機能未知遺伝子を選抜し、それぞれに対する1対のプライマーを作製した。ATCC23114株を液体培地で培養し、ゲノムからPCR産物を得た。また、酵母発現系の実験環境の整備が完了した。 臨床分離株を用いて、標準株(ATCC23114株)との相違について検討を行った。標準株と臨床分離株を培養し各種抗菌薬のMIC測定を行った。一 部で既報の変異なく標準株と異なる値を示す株を認めたが、その株でも効果が期待できる抗菌薬を見出すことができた。抗菌薬の感受性が変化した株や非常に増殖力の強い菌株を見出すことができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
臨床分離株を用いて、既に機能が明らかにされている一部の遺伝子配列について解析を行い、菌株間での相違について検討を行った。M. hominisは他のMycoplasmaと異なり、第一選択薬となるマクロライド系抗菌薬に耐性を示す。抗菌薬耐性に関与する遺伝子配列について解析を行い、菌株間での相違について検討を行うために、臨床分離株の各種抗菌薬のMIC測定をした。一 部で既報の変異なく標準株と異なる値を示す株を認め、その株でも効果が期待できる抗菌薬を見出すことができた。また、非常に増殖力の強い菌株も見出すことができ、抗菌薬耐性や増殖に関する新たな遺伝子変異の同定に繋がる結果が得られた。
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