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脂肪細胞の脂肪滴形態とエネルギー代謝特性を繋ぐオートファジー機構の研究

研究課題

研究課題/領域番号 18K16201
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分54040:代謝および内分泌学関連
研究機関神戸大学

研究代表者

西本 祐希  神戸大学, 医学研究科, 医学研究員 (20814320)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2020-03-31
研究課題ステータス 完了 (2019年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
キーワードオートファジー / FSP27 / 脂肪細胞 / リポファジー / 脂肪滴
研究成果の概要

我々は、多房性小脂肪滴形態をとる野生型マウスの褐色脂肪細胞およびFSP27欠損マウスの白色脂肪細胞においてオートファジーが亢進しており、絶食により生じた脂肪滴サイズや脂肪重量の低下が、オートファジー抑制薬により減弱することを示した。さらに、細胞レベルにおいて、白色脂肪に特徴的なFSP27αの過剰発現によってオートファジーが抑制されるが、褐色脂肪に特徴的なFSP27βの過剰発現ではオートファジーが抑制されないことを明らかにした。
これらの結果より、FSP27αは巨大脂肪滴形成に重要であるだけではなく、オートファジーの抑制を介して、白色脂肪脂肪における効率的な脂肪貯蔵に寄与しているものと考えられた。

研究成果の学術的意義や社会的意義

多房性脂肪蓄積形態をとる脂肪細胞ではオートファジーが亢進しており、白色脂肪細胞における巨大脂肪滴の形成に重要なFSP27αは、オートファジーの活性化を制御していることを明らかにした。
オートファジーが仲介する脂肪分解は、肥満の発症に関与するエネルギー消費型脂肪細胞(褐色脂肪細胞)のエネルギー代謝の制御に関連していると考えられ、肥満発症の新たな病態基盤の解明や肥満治療を考える上でも意義深いと考える。

報告書

(3件)
  • 2019 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2018 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2019

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件)

  • [雑誌論文] FSP27α inhibits autophagy-dependent lipid droplet breakdown in white adipocytes2019

    • 著者名/発表者名
      Nakajima S, Nishimoto Y, Tateya S, Iwahashi Y, Okamatsu-Ogura Y, Saito M, Ogawa W, Tamori Y.
    • 雑誌名

      J Diabetes Investig

      巻: 印刷中 号: 6 ページ: 1419-1429

    • DOI

      10.1111/jdi.13050

    • 関連する報告書
      2019 実績報告書 2018 実施状況報告書
    • 査読あり / オープンアクセス

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公開日: 2018-04-23   更新日: 2021-02-19  

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