研究課題/領域番号 |
18K16209
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分54040:代謝および内分泌学関連
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研究機関 | 鹿児島大学 |
研究代表者 |
松田 恵理子 鹿児島大学, 医歯学域医学系, 助教 (20815914)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | ダイレクトリプログラミング / 再生医療 / β細胞 / 糖尿病 / ダイレクトリプログラミング法 / 膵β細胞 |
研究成果の概要 |
ダイレクトリプログラミング(DR)法は、自立再生能を保持しない臓器・細胞の疾患の根治療法として発展が期待されている。1型糖尿病は自己免疫によるβ細胞破壊から絶対的なインスリン欠乏により発症する疾患であり根治療法としてDR法によるβ細胞への分化転換の報告はされているが、グルコース応答性を示す機能的なβ細胞の作製には至っていない。機能的に成熟したβ細胞への分化転換には新たな分化転換因子の探索と解析が必要である。そこでβ細胞の機能的成熟化の過程の一端を解明するため、経時的遺伝子発現解析に用いるACT-SCレポーター細胞の機能検証を行った結果、特定安全領域における導入遺伝子の発現に予想外の結果を得た。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
1型糖尿病は自己免疫反応によるβ細胞の破壊によって引き起こされ、重度の高血糖を引き起こす。治療の主体はインスリン療法のみであるため、β細胞量を維持・回復するための介入方法の開発が求められている。β細胞など自立再生能を保持しない臓器・細胞の疾患の根治療法として発展が期待されるDR法は誘導効率が低いため、機能的に成熟したβ細胞への分化転換には新たな分化転換因子の探索と解析が必要である。ヒトES/iPS細胞から目的細胞への分化段階に応じた遺伝子発現解析法を確立させることは、新規分化転換因子の獲得を可能とし、DR法による目的細胞への分化転換効率の改善と、成熟β細胞への分化転換法の確立に貢献できる。
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