研究課題/領域番号 |
18K16210
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分54040:代謝および内分泌学関連
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研究機関 | 名古屋市立大学 |
研究代表者 |
大口 英臣 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 研究員 (50646825)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 肥満症 / 食欲 / メタボリック症候群 / レプチン / プロテアーゼインヒビター |
研究成果の概要 |
本研究ではわれわれが独自の視床下部神経核マイクロダイセクション法とRNA-Seqによる網羅的遺伝子発現解析により同定したSerpinA3分子が肥満症病態におけるレプチン抵抗性の発症に及ぼす影響とそのメカニズムを解析した。本研究によりSerpinA3が弓状核のPOMCニューロン特異的に発現し、高脂肪食により発現誘導されることでニューロンにおけるレプチン応答性の障害やマイクログリアの活性化を惹起すること、個体レベルでレプチン作用障害をもたらすことを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
肥満症は糖尿病や脂質異常症はもとより数多くの代謝合併症の上流因子であることから、その新たな治療戦略の提唱は社会医学的、医療経済学的にも大きなインパクトを有する。本研究の成果として、肥満症発症の原因となりうる視床下部の新たな分子メカニズムを発見することができたことから、医学・医療はもとより、わが国の科学技術文化の発展に幅広い影響を与えるものと考える。
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