研究課題/領域番号 |
18K16227
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分54040:代謝および内分泌学関連
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
金井 有吾 京都大学, 医学研究科, 客員研究員 (80802769)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | Osteocrin / CNP / NPR-C / 骨伸長 / osteocrin / cnp / 内軟骨性骨化 / 骨伸長障害 |
研究成果の概要 |
Osteocrinトランスジェニックマウスを用いて、OsteocrinがNPR-C受容体によるC型ナトリウム利尿ペプチド(CNP)のクリアランスを阻害することにより、骨伸長促進作用を発揮することを明らかにした。同じくCNPのクリアランスに関わるNeutral endopeptidaseに着目し、野生型マウスにおいてその阻害剤の投与により骨伸長促進作用が得られることを見出した。CNPは成長障害を呈する疾患の治療薬として開発が進んでいるが、本研究の成果から、そのクリアランスに関わる分子が新たな創薬標的となる可能性が示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
成長障害に対する治療薬は長らく成長ホルモン製剤に限られ、成長ホルモン抵抗性の疾患に対する治療が望まれてきた。このニーズに対してCNPの臨床応用が期待されており、関連する研究の社会的意義は大きいと思われる。最近ではCNPアナログ製剤の軟骨無形成症に対する臨床試験ではヒトにおける有効性も示され、CNPを軸とした新たな成長障害の治療開発が進む中で、CNPのクリアランスを制御修飾する薬剤の開発という観点での研究はこれまでなされていなかった。独創的かつ新たなアプローチによりこの領域の展開に寄与する点で、本研究の成果は学術的にも重要な位置を占めると考えられる。
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