研究課題/領域番号 |
18K16257
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分55010:外科学一般および小児外科学関連
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研究機関 | 徳島大学 |
研究代表者 |
石川 大地 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(医学域), 徳島大学専門研究員 (70633882)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | miR-449a / 大腸癌 / 胃癌 / HDAC1 / 癌幹細胞 / 上皮間葉転換 / 解糖系 / microRNA-449a |
研究成果の概要 |
大腸癌・胃癌の癌進展におけるmicroRNA-449a(miR-449a)の役割につき研究を行った。大腸癌では癌幹細胞遺伝子であるHDAC1が標的遺伝子であることが示唆され、miR-449a低発現群では予後が不良であった。胃癌においてはmiR-449a発現量は非癌部より癌部で低く、悪性度が高い症例ほど低発現であった。血中のmiR-449a発現は癌組織中miR-449aと相関し、分化度の低い組織型で低発現であった。大腸癌、胃癌症例においてmiR-449aはバイオマーカーとして機能しうることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
miR-449aの機能・制御機構については不明であったが、今回の研究成果により標的遺伝子HDAC1が同定され、miRNA-449aが大腸癌、胃癌のバイオマーカーとして機能し、さらには術前の血液解析にて癌組織中miR-449a発現が予測可能であることが分かった。miR-449aが新たなバイオマーカーとして利用できることやmiR-449aをターゲットとした新規治療手段開発につながる可能性を示した。
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