研究課題/領域番号 |
18K16315
|
研究種目 |
若手研究
|
配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分55020:消化器外科学関連
|
研究機関 | 山口大学 |
研究代表者 |
釘宮 成二 山口大学, 医学部, 特別医学研究員 (70791515)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2019年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
|
キーワード | 大腸癌 / c-MYC / 解糖系 / 抗がん剤抵抗性 / 抗癌剤抵抗性 |
研究成果の概要 |
癌細胞の抗癌剤耐性獲得は大腸癌治療において大きな障壁となっており、予後不良因子の一つである。本研究では大腸癌の抗癌剤耐性獲得に際し、解糖系を介した転写因子c-MYCの役割を明らかにすることで、抗癌剤抵抗性獲得の分子メカニズムの一端を解明することが目的である。 c-MYC阻害剤により大腸癌細胞株で解糖系酵素のヘキソカイネース発現が減少した。抗癌剤抵抗性を獲得した大腸癌細胞株ではヘキソカイネースの発現が亢進しており、c-MYC阻害剤により強力に発現が抑制された。抗癌剤耐性を獲得した大腸癌細胞株において解糖系の維持・亢進にc-MYCが大きく依存していることが示唆された。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
転写因子c-MYCは大腸癌幹細胞のマーカー遺伝子の一つと報告され、その機能は多岐にわたり報告されている。抗癌剤抵抗性の獲得にも関与が示唆されているが、その詳細は明らかになっていない。今回c-MYCが解糖系酵素発現の維持および亢進に関与していること、および抗癌剤耐性を獲得した細胞において解糖系酵素の発現が亢進し、c-MYC依存的により強く維持および亢進に関与していることが示唆された。
|