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腹膜播種における癌細胞由来エクソソームの役割の解析

研究課題

研究課題/領域番号 18K16351
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分55020:消化器外科学関連
研究機関滋賀医科大学

研究代表者

生田 大二  滋賀医科大学, 医学部, 客員助教 (00581935)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
研究課題ステータス 完了 (2020年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
キーワード腹膜播種 / エクソソーム / 大腸癌 / Exosome
研究成果の概要

本研究ではマウス大腸癌細胞株であるCT26細胞を用いて腹膜播種に癌由来エクソソームが及ぼす影響について検討を行った。CT26細胞株からエクソソームを超遠心法にて回収した。エクソソームが血行性転移に関する既報の論文を参考にエクソソームの投与を3週間で行うと、エクソソームの投与により腹膜播種の形成が阻害された。ヌードマウスでも同様であったことから、癌細胞由来エクソソームは腹腔内投与を行うことにより、腹膜播種の形成に抑制的な影響が考えられた。エクソソームのみの腹腔内投与後の組織学的検討で腹膜の線維化、血管新生の増加などは認めず、腹腔内における線維化などに対し強い影響を及ぼさない可能性が示唆された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

癌細胞由来のエクソソームは、癌の血行性転移に関与していることが最近報告されている。一方で、血行性転移とは異なる転移形態である腹膜播種に関しても、 卵巣癌においてエクソソームの関連を示唆する報告はあるが、消化器癌においてその関与は不明である。本研究では癌由来エクソソームが大腸癌においても腹膜播種に影響を及ぼす可能性を示唆しており、今後の腹膜播種のメカニズムの解明に寄与する可能性がある。

報告書

(4件)
  • 2020 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実施状況報告書

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公開日: 2018-04-23   更新日: 2022-01-27  

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