研究課題/領域番号 |
18K16392
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分55030:心臓血管外科学関連
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
鈴木 康太 大阪大学, 医学部附属病院, 医員 (70816850)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | iPS細胞 / 配向性 / 分化誘導 / 心筋細胞 / iPS / nanofiber / 大動物 / iPS細胞由来心筋細胞 / 心筋組織 / xeon-free / ナノファイバー |
研究成果の概要 |
生体由来成分を含まない方法でiPS細胞から心筋細胞への分化誘導(xeno-free)を行うことに成功した。また、ナノファイバーを足場とした機能的な心筋組織の大型化が可能であった。この心筋組織を大動物の慢性虚血性心筋症モデルに移植し、移植効果(収縮能の改善)および早期における移植組織の生着を確認できた。これらの結果は、将来的なiPS細胞を用いた再生医療の発展に貢献するものと考える。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
将来的なiPS細胞の臨床応用においては、将来的に安定した安価な心筋細胞作成法と、移植組織の機能向上が必要である。心筋組織の機能をより向上させるには、組織に内在する心筋細胞の配向性に留意する必要があり、また、心筋細胞の作成においてはより安価で生体由来成分を含まない分化誘導法が必須である。本研究においては、xeno-free分化誘導法を用いた心筋細胞の作製を行うと同時に、生体分解性配向性ナノファイバーをscaffoldとして心筋細胞の配向性を有する心筋組織を作成し、同心筋組織のin vitroでの電気生理学的検証および、動物心不全モデル移植による有効性、安全性の検証を行うことである。
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